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《番外編》バレンタイン①
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少し遅れましたがバレンタインのショートストーリーです(^^)
秋兎さんの投稿してくださった関連イラストをイメージして執筆させていただきました!
***
2月14日。
街がピンク色に染まる今日は、女の子が男の子に気持ちを伝える日、
【バレンタインデー】
なのである。
俺は昨日の買い物でチョコやバター、生クリーム、ココアパウダー、ブランデーや卵、粉砂糖、ドライフルーツ、アラザンなど、いろんな手作りチョコを作れるように片っ端から購入した。
「買いすぎたかな………」
キッチンに広がる材料を見ながら、俺はエプロンを縛って何を作ろうか悩んだ。
優には絶対あげるとして、美里さん、あと佐倉や綺羅にもあげようかと考えた。
義理チョコはクッキーやら生チョコやらトリュフやら、まぁ正直美味しく作れたら何でもいいかと思っている。
問題は本命チョコだ。
「ゔ〜〜〜〜」
チョコのホールケーキだとか、マカロン、エクレア、ティラミス……
本格的な時間のかかるものを用意しようと思うのだが、まぁ何を作ろうか全然決まらないわけだ。
幸い誠さんが帰ってくるのは21時。
今日は少し仕事が重なっているらしく、遅くなると連絡があった。
「よーし!!頑張ろ!!」
気合を入れて、手始めにクッキーを作ることにした。
プレーンの生地とココアパウダーを混ぜた生地で、ぐるぐるのデザインや、格子柄のクッキーを作ってオーブンに入れる。
残ったプレーン生地をハートに型取り、焼けた後にアイシングでデコって、まぁみんなの分はこれでいいかと一息ついてお昼ご飯をとることにした。
午後からは誠さんのために結局チョコケーキを作ることにした。
スポンジの生地にココアパウダーをいれ、オーブンで焼いて土台を完成させる。スポンジにポンシュを打って、作っておいたガナッシュを塗り、層を作って最後にアラザンを乗せて完成させた。
まだ18時で、誠さんが帰ってくるには時間があるから夜ご飯はもう少し後にしようと、ごろんとソファに横になった。
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