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《番外編》バイト始めました⑧
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海堂side
***
「あの…ね……、最近電車で痴漢されてて……」
湯に浸かりながら紫音が話した事実は許せないものであった。
ましてや、今日は直接モノを触られたり、敏感なところを弄られたり、耳や首筋を舐められたなんて許せるわけがない。
話しながらまたポロポロと涙を零してしまう紫音の目尻にキスをしながら、痴漢魔をどうしてやろうかと考える。
「痴漢してきた奴に心当たりはある?」
「わかんない……。怖くて……ヒック……、顔見れなくて……」
「そうだよな。思い出させて悪かった。バイト先に変な奴はいない?セクハラとかされてないか?」
「18禁コーナー案内させられたり、最近俺の時だけよくニヤニヤしながらAV持ってくるおじさんはいる…」
痴漢した犯人はそいつだろうなと目星をつけ、震える紫音の体を引き寄せた。
「おまえ……、なんでもっと早く相談しなかったんだよ」
「だって誠さん…ヒクッ……、怒ってたから。嫌われたくないし……ヒグッ……」
「悪かった。ごめんな、気づいてやれなくて」
のぼせそうになってきて、風呂から上がり、紫音の体を拭いてバスローブを着せた。
俺も軽く頭の水気を取って、体を拭いてバスローブを着た。
「さて。紫音の体、消毒しないといけないな」
俺は紫音の腕を引き寝室まで連れて行き、ベッドにボンッと放り投げた。
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