アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
《番外編》猫の日⑤
-
海堂side
***
「ヒッ……、ぁっ……、ゃめて……ぇっ」
俺の目下でピクピクと揺れる紫音に、ゾクゾクと俺のSっ気を刺激された。
会社で要に『今日は猫の日らしいですよ。綺羅が紫音くんに何か送りつけたって楽しそうでした』と伝えられていなかったら気づかなかっただろう。
家に帰ったら猫耳の麗音が迎えてくれて、綺羅からのプレゼントがあると確信したが紫音は何も言おうとはしない。
どうせ普段使っていないところに隠したんだろうと踏んで、紫音が麗音と風呂に入ってる間に寝室のあまり使わないクローゼットを開けると案の定、そこにはフワフワの猫グッズがパンパンに詰められたダンボールが置いてあった。
紙袋に中身を移してソファの後ろに隠したが、何ともまぁ子供がいるというのによくこんな物を送りつけたものだ。
綺羅には俺が昔SMが好きだったことを教えていないため、要にでも聞いたのだろうか。
フワフワの猫のしっぽの先には極太のバイブ。
そして鈴のついた真っ赤な首輪には、リードも付いている。
布面積の少ないフワフワの服とスカート、そして肉球付きの手袋。
こんなに完璧に用意してくれたんだから使うほかないな、と麗音が寝るまでゆっくりとタイミングを見計らった。
最終確認として紫音に届け物の有無を聞くと、白々しい態度でシラを切った。
紙袋から猫グッズを出すたびに青褪める紫音はとても可愛く、そして俺の心の奥底に燻っていたSっ気に火をつけた。
「旦那に隠し事する悪い奥さんには少し教育が必要みたいだな」
ソファから逃げようとする紫音の足を掴んで動きを封じて組み敷いた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
191 / 271