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《番外編》迫る出産日⑤
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お風呂から上がり、誠さんは俺をソファに座らせドライヤーで髪を乾かしてくれた。
さらさらと俺の髪を梳く感覚が心地よく、コクコクと頭を揺らしていると、ドライヤーが止まり、誠さんの大きな手が俺の頭を撫でた。
「眠いのか?ベッドまで連れて行こうか?それとも自分でいく?」
「んぅ………」
「こら、寝るな。こんなとこで引いたら風邪引くだろ。おいで?」
誠さんの首に手を回し、ギュゥっとしがみ付くと、背と膝裏を持たれてお姫様抱っこのままベッドへ運ばれた。
「重かったでしょ……」
「いや、別に」
「う〜〜〜。誠さんがかっこよすぎて好きすぎて辛いっ!!」
何故か今日はとても誠さんが恋しくてひと時も離れたくなく、ずっと一緒にいる気がする。
俺の心境を察してか、そっと自分側に俺を引き寄せ、背中をトントンと優しく叩いて落ち着かせてくれた。
「俺も紫音が可愛すぎて我慢するの辛い」
冗談めかして笑みをこぼしながら、チュッチュと俺の首筋に顔を埋めてキスマークをつける。
臨月に入ってからもちろんセックスはしていない。
まぁ今は俺も性欲は感じていないし、誠さんには悪いけど今は我慢してもらうしかない。
その代わりと言ってはなんだが、誠さんは眠る前にこうして毎日キスマークを付けるようになった。
今では妊婦健診に行くのが恥ずかしいくらいに体中キスマークでいっぱいだ。
「早く会いたいな、麗音」
誠さんはお腹にキスを落として呟いた。
麗音が生まれるのはこれから数日後のお話だ。
- 迫る出産日 完 -
ごめんなさいm(__)m
もう書ける気がしない笑
次のページから麗音のお話に移行しようかと考えております(^^)
リクエストやコメント、イラストなどお待ちしております(*´꒳`*)♡
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