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《番外編》ランチタイム③
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「お母さん、美味しいね」
「うん。れーくんいつもこんな美味しいの食べてるんだね」
クリームシチューにトマトパスタ、ポテトサラダとクロワッサン、飲み物は牛乳で、デザートにゼリーまで付いている。
給食は一流シェフが子供用の味に作ってるらしく、味付けもとても食べやすい。
みんな美味しそうにモグモグと口を動かしていた。
「僕はお母さんの料理の方が好きだな〜」
「えへへ。れーくんはお口が達者だね。今日は何食べたい?」
「ハンバーグ!!」
麗音が可愛すぎて頬が緩む。
今日の夕ご飯は腕によりを掛けて作ろうと思った。
「ん〜〜!このクロワッサンサクサクで美味しい〜〜!!」
俺がクロワッサンを頬張りながらそう言うと、急にドッとお父さん方が押しかけ、我先にとクロワッサンを手渡してきた。
「海堂さん、私のあげますよ。」
「いや、私のどうぞ。甘いものそんなに好きでなくて…」
「よかったら息子の分もあげますよ」
いや、最後のなんか違うだろ。
俺は柔く断りを入れて、ランチを食べ進めた。
「「「ごちそうさまでした!」」」
全員で食器を片付けて、今年の親子給食会が終了した。
午後の授業も頑張ってね、と麗音を抱きしめて髪の毛に軽くキスを落としてから、夜ご飯の材料を買いにスーパーへ向かった。
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