アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
《番外編》ミニの日⑤
-
***
あのまま寝落ちてしまった俺は、欲も満たしてスッキリとした朝を迎えた。
…………のはいいが。
後処理はいつも欠かさずにしてくれる誠さんは、よっぽど疲れていたのか俺を抱きしめたまま眠っていて、脱がされたドレスは乾いた精液でカピカピになり、床に放置されていた。
体もカピカピで、部屋は情事の後を物語る男特有の匂いが充満し、いつも誠さんが後処理をしてくれていることに今更ありがたみを感じた。
窓を開けようと立ち上がろうとすると、俺を抱きしめている誠さんがぎゅっと腕に力を込めた。
寝てるのに馬鹿力すぎだ。身動きが取れない。
「うぁあああ〜〜〜〜〜」
抜け出そうと必死にもがいていると、寝室から麗音の鳴き声が聞こえてきた。
きっと起きた時に一人で寂しかったんだろう。
誠さんを引っ叩いて、寝室へ行くようお願いし、俺は窓を開けて、濡れたタオルで自分の体や精液で汚れた床を拭いてさっさと服を着た。
朝から海堂家は大忙し。
あのミニドレスはもう一生着てやらないと心に決め、ミニドレスをビニールに入れて外へ放り出したのは誠さんには内緒だ。
- ミニの日 完 -
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
238 / 271