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《番外編》大運動会−昼の部−⑦
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「こうすけ〜、もう大丈夫だってば!ただ足強く捻っただけじゃん!」
結局麗音は捻挫の範囲に押しとどまった。
部分的に靭帯が切れていたため、3週間ほど松葉杖を使って様子を見ましょうと言われ、松葉杖をついて病室から出てくると、それを見た広翼くんが泣き出してしまった。
車の後部座席では麗音が膝の上に広翼くんを乗せ、抱き寄せて背中を擦ってあげている。
やっぱりデキてるんじゃないだろうか………。
どう見ても友達同士のスキンシップではないことに自覚がないならちゃんと教えなければならないなと思って、香さんにも連絡をしておいた。
そのあと香さんを拾って高級焼肉店で食事をとった。
食事の間も麗音と広翼くんはずーっと隣に座って仲良くごはんを食べていた。
この2人がくっつくのも時間の問題かなと、恋心に気づいてない二人の様子を見ながら、香さんと目を合わせて苦笑した。
- 大運動会−昼の部− 完 -
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