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「え、っと綾……それはどーいう」
「そのまんま。一人の男として、瑞貴が好き」
「友達としてでは無く、恋人になりたいと…」
「うん」
「今すぐ返事しなくていいから、同棲……ってそれが一番不思議なんだけど…」
「多分、今すぐ答え出してなんて言ったら瑞貴俺の事振るでしょ?
だから一ヶ月間、アパート借りて一緒に過ごしてから返事出してって意味」
「いやいやいや、なんでそうなるのさ」
「?駄目なの?」
「いや駄目っていうか、親が許可くれる訳が」
「ちゃんと貰ったよ?」
「………………は?」
「母さんに一ヶ月間同棲したいっ、て言ったら母さんから瑞貴の母さんに言っといてあげるって」
「えっ、待ってそれお母さん許可したの?俺聞いてないよ!?」
「俺と一緒ならまぁ大丈夫だろうってOKくれたってさ。
あ、家賃は親同士が割り勘で払うから気にするなって」
俺が知らない間に進むトントン拍子話。まず同棲の件については親からも聞かされてない。
こんな事が世の中許されるのか。
日誌を書いていた手を止め、真っ直ぐに綾の目を見る。
綾の目は、ただ俺だけを見ていた。濡れて黒々と光る瞳には、俺の姿が映っていて。
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