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襲われかけ
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「んぁ…………」
眠りが浅くなり、薄く目を開く。目を擦りながら周りを確認すると、近くに綾の顔があった。
「っ!?あ、えっ、へ!?」
「すぅー………すぅー……」
規則正しい寝息をたてながら寝る綾。そして何故俺は姫抱き状態でいるんだろう。
いやそもそもどこからこの状態?あれ、今まで何してたんだっけ?
外を見るともう暗い。時計を見るともう7時になっていた。
何時もなら晩御飯を食べている時間。
「あ、綾っ、綾起きてっ」
「んん…………」
綾がちょっとやそっとの揺すりじゃ起きないのはサボりの件で分かっている。
ならば粘り強く声をかけるしかない。
「綾っ、綾ってばっ…………ッ」
その時。
「うるせーよ…………」
「へ…………」
視界に映るのは天井と、綾の不機嫌そうな顔。
「ぎゃあぎゃあうるせぇっつってんの……その口塞ぐぞ?」
その表情からでる台詞は、いつもの綾と違う。
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