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また幸せか溢れた
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「…….それで、灯架君の家にいたって訳なんだ」
「う、うん」
一度着替え、ソファに座り直して改めて話す。どこにいたかの経緯を放してるところだ。
灯架の名前を出した途端少し嫌な顔してた。ごめんなさい。
「いや、公園で凍えられるより全然いいよ。後でお礼言わなきゃ」
「その割には目が笑ってないけど……」
腰を引き寄せられ、額にキスを落とされる。お風呂に入ってしっとりとした肌に温もりが触れた。
顔を向けると、唇にキスを落とされすぐに離れる。
「やっぱり瑞貴可愛い」
「それ男に言われて嬉しいもんなのか?」
「え〜そこは好きな人に言われて嬉しいとかないの〜?」
「可愛いはあんまり……好きとかの方が嬉しい」
「……はぁ、なんでこんな天然な子になったの」
「?んむっ」
「ねぇ瑞貴、もうちょっと大人のキスしよっか」
「大人のキス……?」
よいしょ、と股の間に座らされて足を綾の太ももの上にあげられる。
結局は跨いでるようなもん。
でも、大人のキスってなんだろう。
あっち方面に関してはほぼ知識がない。
「ふふっ、そんな身構えなくても」
「だ、だって分かんないから……っ」
「大丈夫、怖くないから」
「…怖いほんとに嫌だからな」
綾の顔が近づくと、唇が触れた。
ちゅ、ちゅと触れ合うのはいつもと変わらない。
その時、ぐいっと頭を引き寄せられて更に唇の触れ合う範囲が広くなる。
驚いて口を開いた時、ぬるりとした感触が侵入してきた。
「んぅっ!?」
侵入してきた舌を追い返そうとするけど、舌と舌を擦り合わされて肩がビクンって跳ねる。
口の中に人の舌が入るなんて初めてで動揺する。何これ、背中がゾワゾワする。
歯列、舌裏など舌でくまなく蹂躙されて苦しくなる。
でも、不思議と快感も上がってきて気持ちいい。
息が上がってきて綾の服をぎゅっと掴む。
「んっ、ふ……ぁう、んんんっ」
舌を吸われたり絡めとられたり、まるで口の中を食べれてるみたい。
頭がぼーっとしてきて、気持ちいいしか考えられない。
されるがままに深くキスをされて感じてる。
「んぁ……ふ、」
「大人のキス、気持ち良かった?」
飲み込みきれなかった唾液が口端から零れる。
唇が離れた時、銀の糸が引かれてとてもいやらしかった。
とけそうになった、甘いキス。
「ん……凄い、気持ち良かった 」
「ふふっ、またしようね」
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