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やっとこさ上を剥ぎ取ったら、じーとした至の視線を感じて俺は再びヒッと体を退けさせた。
拒否とかでなく、…単にものすごく恥ずかしいんだよっっ!!!
俺は心の中で叫ぶ。
「で、」
「?で…」
「下は?」
至の言葉に、俺はピシッと体を固まらせる。
いや、…いやいやだめだ、だめだ、自分。
こんな、下を脱ぐことくらいもできないなんて、いくら脱ぐのが恥ずかしいからって…。
何とか自分に言い聞かせて立ち上がり、カチャカチャとベルトの音を立てて下を脱ごうとする俺。
が、しかしどうしても至の目の前でズボンを下ろす、という行為ができずにただぐるぐると目を回す俺。
だ、だって、至の前で、パンツ姿になれって……っ!
そして、…そして、多分それすらも脱ぐんだよな…!?
は、恥ずかしい……っっ!!!
「…春」
思わずしゃがみこむと、至の声が聞こえて俺は喚く。
「こ、こんな恥ずかしいの無理に決まってんだろー…っ!?俺はっ、すげー恥ずかしがり屋なの!!そ、そもそもお前がじっと見てる前で脱ぐなんて…!なんつう羞恥プレイだよッッ!!見んな!!」
わあわあと声を出すと、少しして、…分かったよ、と言う至の声が聞こえる。
「じ、じゃあ…」
「ーうん。後で俺が脱がしていくよ。」
ホッとしたのも、…束の間だった。
それから、至は再び俺にキスをして、唇を下へ下へと押し当てていった。
なんて言うか、よくわからない気分だ。いつの間にやらなぜか俺たちは…せ、…セックス…をしている、…た、多分。
確かに至に好きとは言ったし、こういう意味だし、良いんだけど、…こんなすぐ、急な展開になるとは思ってなかったというか、そ、そもそも至がこんなふうになるとも予想していなかったというか…。
「んっ!」
突然びくりとした。
胸の突起を、至の舌が舐めて、俺はかあっと頬を染めた。
…なんていうか、もう…本当にわけがわからん…。
至はいいよ、やる側なんだし。だけど俺は、される側で、胸とか舐められるし変な声出るし…ううっ…。
「ひっ!!」
また出そうな声に慌てて口を手で抑えると、至はそんなことお構いなしといったように俺の胸の突起部分を歯で噛んでは執拗に舐める。
本当に恥ずかしいんだが、気持ちいいのも事実で、俺はふるふると体を震わせながら生理的な涙を流す。
すると至は俺を見てなぜかちゅ、と額にキスをしてきて、俺はわけもわからず至を見上げる。
「…可愛い、春」
ー!?なっ…
「や、やめろよ変なこと言うの!!!」
この野郎まじで……っっ!
俺は横を向いて側にあった枕を手に取って顔を埋める。
こんなこといつまですんだっっ、大体俺の心臓ちゃんと持つのか?!
頭の中でわあわあと騒いでいると、不意に俺の体の下の方を至の手が触って、俺は目を開く。
ま、ま……っ
「…ど、……どこ触って…」
明らかに熱く硬くなっている俺のモノをズボン越しに手で揉むように触る至に、俺は最早パニック状態で。
その内至がジーと俺のズボンのチャックを開け、そのまま続けて下着までずり下ろしていく。
あっと声を上げる間も無く、勃ちあがったモノが外気に晒される。
「……」
じっと見る至の視線を感じて俺はまた喚く。
「みっ、みんなやめろこの変態ーーーーッッ!!!」
途端にばたばたと足を動かすと、至の両手によりすぐガシッと足を捕まえられた。
そのまま至は俺の足を掴み股を広げるようにすると、何故か至の顔が俺の股の間に入って、顔を俺のモノへと近づけようとしていく。
いや、まて、何をしようとしているこいつ!?
「お前っ!!…だめだそれは絶対!!」
思わずそう声を上げるも、至に俺が勝てるわけもなく。
「まっっっ!!…ーー?!」
至の舌の感触に体がびくりと震える。
だってまさかそんなとこまで舐められるとは思ってなかったというか、…というかもう、恥ずかしさでどうにかなるんだが…!?
「んっく…ぅ…」
俺は口を抑えながら涙を流す。
先端を舌先で舐められたと思ったら、モノ全体を口に含まれる。
ぬるりとした感触。熱くて、敏感なところを何度も刺激してきて。
「た、たのむ、いたる……もう、」
最早懇願するように嗚咽を出すのを我慢しながら下の方を見下げて言うと、至は相変わらずの無表情で俺をちら、と見た。
「いきそう?」
ギク
「、っう、………べ、別に。そんなことない」
反射的にツンとして思わずそう言うと、至が俺のモノを掴んで、そのまま先端の尿道口を舌先でぐりぐりと押してくる。
それに堪らずひぃぃっっ…!と目を見開く俺。
「う、嘘!!!うそ!!!うん、そうだよいきそう!!だからもうやめて…!!」
至の顔を見れずに枕に顔を押し付けてそう叫ぶと、ようやく至は俺から離れた。
…もうなんか、生きた心地がしない今日…。
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