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僕が目を覚ますとそこは自分の部屋だった
眠っていた僕を火神君が家まで送ってくれたらしい
次の日学校に行くと火神君はいつもと変わりなく至って普通だった
ただあの日以来火神君が僕に触れたりキスする事はなくなった
寧ろ火神君と一緒にいる時間が減った…
今まで一緒に食べていた昼ご飯も昼休みになると火神君は教室から出て行ってしまい僕は自分の席で1人で食べている
「1人で食べるご飯がこんなに美味しくないなんて初めて知りました…」
今まで当たり前のように火神君と一緒いたからか、少し距離が出来ただけでこんな気持ちになるなんて思ってもいなかった…
どうしてこんなにも胸が痛むんだろ
苦しい…
どうしてこんなにも火神君の事が頭から離れないんだろ
「おい!火神の奴A組の河野さんに呼び出されてたぞ!?」
何気に聞こえて来たクラスメイトの声に黒子は無意識に耳を傾ける
「河野さんってあの可愛い子だよな!?」
「そう言えばさ〜少し前に河野さんが火神の事が好きだって聞いたことあんだよな」
「マジかよ!?火神羨ましい〜あんな可愛い子から告られたら絶てー付き合うだろ?」
「まぁ、お似合いだよな」
「……」
火神君が河野さんに呼び出された…
A組の河野さんは可愛いと男子の中でも有名な人だ
そんな人が火神君の事を好きだったなんて…
急に激しく胸がざわつき出す
「もう何もしねぇ…」
あの日火神から言われた言葉を思い出す
火神君はもう僕の事なんか好きじゃないのかな?
そう思うと悲しくて胸が苦しくなって来た
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