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『…ウソ…ですよね?』
テツヤは信じられないと言う様な顔で高尾を見る
高「ウソじゃねぇよ…俺引っ越す事になったんだ…」
赤「……」
学校から帰って話があると呼び出された赤司とテツヤは高尾から引越しの話を聞かされる
赤司は無表情のまま何も言わずに椅子に腰掛けている
『イヤです!和君と離れるなんて…僕…イヤです!!』
高「俺だって嫌だ…でもこればかりは仕方がないんだよ…」
『いつですか?』
高「明後日…」
『明後日!?なんでそんな急に決まったわけじゃないですよね?」
高「あぁ…」
テツヤはふと赤司の方を見る
椅子に座り目を閉じている赤司を見てテツヤは気づいた
『もしかして…征君は知ってたんですか?』
すると赤司はゆっくりと目を開け「あぁ…」と一言だけ口を開いた
『酷いです…なんで僕だけ…なんで言ってくれなかったんですか!?』
テツヤは泣きながら大きな声で叫んだ
征君には言えてなんで僕には言ってくれないの?
僕は友達じゃないの?
和君は僕が好きって言ったのになんで言ってくれなかったの?
テツヤは胸が張り裂けそうに痛くなって部屋から飛び出して行った
高「テツヤ!!」
赤「……」
2人っきりになった高尾と赤司は暫く沈黙を続ける
赤「心配するな。大丈夫だそれにこうなる事はわかっていただろ?」
高「まぁな…頭の中じゃわかってたけどさ〜実際にこの状況になると結構ショックだよな…」
赤「後の事は任せろ」
そう言って赤司は立ち上がり部屋を出ようとする
高「征十郎!」
そんな赤司を高尾が呼び止める
高「テツヤの事頼んだぞ…」
赤「あぁ…」
高「俺はもう側にいてやれねぇ…だからお前がアイツを守ってくれ!」
赤「あぁ…」
高「テツヤを泣かせんなよ!」
赤「それは無理だろ?」
高「はぁ?」
赤「テツヤの喘ぎ声が聞けないのは困る」
高「そっちじゃねぇから!!」
赤「わかってる。俺がテツヤを手放すわけがないだろ?心配するな…俺が責任をもってお前の分までテツヤを愛してやる」
そう言い残して赤司は部屋を出た
「テツヤを1人にするんけがないだろ?」
『ホントですか?』
「あぁ、ずっと側にいる…」
そう言って赤司はテツヤの額に優しくキスを落とす
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