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トントン…
赤「テツヤ?入るよ?」
ガチャ…
テツヤの部屋に入るとテツヤはベットで布団に包まり泣いていた
赤「テツヤ?」
『勝手に入って来ないでください!!征君も和の事知ってて僕に黙っていたんですね!?酷いです!征君なんか嫌いです…帰ってください』
赤「……」
少し黙ると赤司はスッと立ち上がる
赤「そうか、わかったよ…俺の事が嫌いならもうテツヤには近づかないよ」
『えっ…』
赤司の言葉にテツヤは布団に包まったまま固まる
赤「もう来ないよ…」
そう言って静かに立ち上がり部屋を出ようとすると急にテツヤが後ろから抱きついて来た
赤「どうしたんだ?テツヤは俺が嫌いなんだろ?」
『ごめんなさい…嫌いなんてウソです!だから帰らないでください…僕を1人にしないで…』
テツヤは泣きながら必死に赤司にしがみつく
和成に泣かせるなと言われたが5分も経たずに泣かせてしまったな…
赤司は高尾との約束を思い出し苦笑いする
『ごめんなさい…1人にしないで…征君までいなくなったら僕もう…生きていけない…』
子供の様に泣きじゃくるテツヤを赤司はクルリと体勢を変えテツヤを壁に押し付けるとキスをする
『んっ…んぁ…っ…んんっ…』
舌を口腔内に入れるとテツヤの舌が絡まってくる
両手を合わせ壁に両手を押し付け指を絡める
赤「心配するな…俺がお前を手放すわけがないだろ?」
『征君…んっ…んぅ…』
テツヤは涙を流しながら赤司の首に腕を回した
赤「少しは落ち着いたか?」
『はい…』
赤「和成が黙っていたの俺がお前にギリギリになるまで言うなと言ったからなんだ」
『どうしてですか!?』
赤「お前がこうなる事はわかっていたからだ」
『…でも僕は…知りたかった…』
赤「和成だってお前のそんな顔は見たくないはずだ。引っ越しの事を伝えればお前は和成が引っ越すまでそんな顔をしているだろ?それよりはギリギリまで今まで通り楽しく過ごした方が和成のためだと思ったんだ」
『……』
テツヤは何も言えずに黙り込んでしまう
赤「お前の気持ちよくわかる。俺だって和成と離れるのは正直悲しい…」
『えっ?そうなんですか?』
テツヤは少し驚いた顔で赤司の顔を見た
赤「なんでそんな顔をする?」
『だっていつもケンカしてたから…』
赤「同じヤツを好きになったんだ…言い合いぐらいするだろ?」
するとテツヤは恥ずかしくなり頬を赤く染める
赤「今までずっと3人で過ごしてたんだ。和成のことはお前と同じぐらい大切だ…寂しいわけがないだろ?」
『征君…』
赤「俺達は2人だ…でも和成は俺やテツヤと離れて1人なってしまうんだ。和成の方が俺達よりも寂しい思いをしてると思うんだ」
『はい…』
赤「だから笑顔で送り出してやらないか?和成だってお前の笑顔を見てから行きたいはずだよ?」
『わかりました…僕…笑顔で和君を見送ります』
そう言ってテツヤはにっこりと笑った
赤「いい子だ…」
そんなテツヤを赤司は優しく抱きしめキスをする
『一つお願いしたい事があるんですけど?』
赤「なんだい?」
『あの……………』
赤「わかった。きっと和成も喜ぶはずだよ」
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