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『んんッ…』
目が覚めるとベットで眠っていた
『うっ…』
体を起こそうとするだけで下半身に激痛が走る
『夢じゃ…ないんだ…』
灰崎と花宮に犯された事が頭の中を駆け巡る
『僕は…青峰君の前で…あの人達に犯されて…』
溢れる涙が布団にポタポタと落ちる
テツヤは鞄から筆箱を取りその中からカッターを取り出した
そしてカッターの刃を出すと自分の手首に当てる
『さよなら…青峰君…』
そう言ってテツヤは目を閉じ手に力を入れ動かそうとした瞬間…
ガシッ!!
その手を青峰が止める
「何やってんだお前は!!」
『青峰君…放して!死なせて下さい!』
「ふざけんな!!死なせねぇ…お前は絶対に死なせねぇ!!」
青峰はテツナからカッターを取り上げ床に投げ捨てるとテツヤを強く抱きしめた
『お願い…死なせて…もう嫌だ…』
「悪かった…俺が…俺が全部悪いんだ!!俺はお前を助けられなかったから…すまねぇ…」
『青峰君は悪くない…悪いのは僕です。青峰君じゃないのに…感じて…気持ちよくなって…僕は青峰君の奴隷なのに…ごめんなさい…』
テツヤは泣きながら青峰の胸に顔を埋める
「お前は悪くねぇ…悪いのは全部俺なんだ!だから死なないでくれ…俺を1人にしないでくれ…」
『幽助…』
「俺…気づいたたんだ…俺はテツが好きなんだ。奴隷としてじゃなく俺の側にいて欲しいんだ!」
『えっ…青峰君が…僕の事を…好き?』
テツヤは驚きにのあまり目を見開き固まってしまう
「始めはただお前とやれたらいいって思ってた…だけど気づいたんだ…俺はいつの間にかお前の事が好きになっている事に…酷い事されてるのに助けてやれなかった俺が言うのもなんだけどよ…奴隷とかじゃなく恋人として俺の側にいてくれねぇか?」
するとテツヤの目から涙が溢れ出す
「テツ?」
『嬉しくて…僕ずっと青峰君の事が好きだったから…なんだか夢みたいで…』
テツヤは涙を流しながらにっこりと微笑む
『僕もいつの間にか青峰君の事が好きになってたんです。でもこの想いを伝えると青峰君が僕から離れて行ってしまいそうで怖かった…だから奴隷でもよかったんです…青峰君の側にいられるなら…」
青峰はテツヤを抱きしめるとキスをする
『んっ…あん、っん…』
舌が絡み合いテツヤの口元から唾液が流れる
『青峰君…』
「テツ…俺の側にいてくれねぇか?」
『はい…ずっと側にいます』
そう言って2人は再び唇を重ねた
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