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鼻と口は浴槽の中。
このまま浴槽につけたまま…、
そう思い、目を閉じようとした時、
「おい、翔!!このままだとのぼせるぞっっ!!!」
バンっ!と勢いよく風呂のドアが開いて、バスタオルをもった雄哉がそこにいた。
驚いて浴槽から顔を出して、目を見開く。
雄哉が俺の手を引っ張り浴槽から無理やり出す。
「雄哉、自分で拭ける…」
「だめ。俺が拭く」
雄哉が頭からつま先まで手慣れた様子で拭いていく。
「翔、はい、足を通して」
「雄哉…、自分で…」
「だめ。俺がする」
俺の言葉を遮って雄哉が言う。
雄哉は俺のパンツを持ってしゃがみ込んで、俺がパンツに足を通すのを待っている。
しばらく待つけど、雄哉も頑として俺のパンツを持ったまま動こうとしない。
このままじゃ風邪も引くし、着替えのパンツは雄哉が持っている一枚しか持ってきていない。
全裸で別のパンツを持ってきてもいいけど、その前に雄哉に阻止されそうだ。
俺は小さくため息をついてパンツに足を入れる。
雄哉は特にリアクションもなく次々とパジャマを着させてくれる。
パジャマに着替え終わると、雄哉は満面の笑みだ。
雄哉は俺の額にキスをする。
「翔、いい子。風呂上がりの乳酸菌飲料は格別だよな!」
普段風呂上がりに乳酸菌飲料なんて飲ませてくれないくせに…。
そう言って風呂上がりに乳酸菌飲料を飲ませてくれる時は、大抵決まっている。
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