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「…っん」
俺が目を覚ますと思った通り、雄哉の部屋だった。
いい匂い…。
味噌汁のいい匂いがして、俺はゆっくり上半身を起こす。
すると雄哉がリビングルームから猛突進してベッドに上がってくる。
雄哉の額と俺の額を合わせてくる。
「翔、おはよう」
「…おはよう」
「良く寝たな。もう朝だぞ。このまま起きなかったら沢井先生に電話にしようと思っていたところ。起きてくれて良かった」
どうやら俺は半日以上寝ていたらしい。
よく寝たせいか身体が軽い。
「体調はどう?どこかしんどいところあるか…?」
そう聞かれて首を振る。
するとお腹がグーッと大きく鳴る。
身体はしんどくはない。
ただ猛烈にお腹が空いている。
「…お腹すいた…」
雄哉はクスッと笑う。
「翔、顔を洗っておいで。それとも入院中やっていたみたいに、俺が顔を拭いてやろうか?」
雄哉が笑いながら聞いてきて、俺は眉を顰める。
「…自分で洗う」
雄哉は鼻先にキスを落とす。
「じゃあ、洗っておいで。朝ご飯は出来ているから」
俺は顔を洗ってパジャマのままリビングに行く。
もう雄哉は椅子に座っていて自分の左太ももにポンポンと叩く。
俺は素直に雄哉の左太ももに乗る。
パジャマは雄哉が着替えさせてくれたのだろう。
「はい、翔、アーンして」
俺は素直に口を開く。
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