アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
イかしてやんない(2) ※
-
「まだダメ」
この瞬間の一弥の表情を一言で形容すると、絶望に近かった。
「........やっ、も、おれ、ムリっ...かん、ざ、...ぁっあっ」
一拍置いて俺の言った意味を理解したのか、一弥は激しくかぶりを振った。そんな一弥の乳首をまた吸い上げて舌先で転がせば、ダメダメと言いながら気持ちよさげに悶絶した。
「ぁっ、なめ、ちゃ、あっ、ん、」
やっとイけると、そう思っていたに違いない。なのにイかせてもらえないこの現状にタガが外れたかのように喘ぎ声を大きくする。
「はぁ、あっ、だめっ、だめ、だめっ」
「何がだめなの?」
「それ、だめっ、もっと、もっと、つよく...っ」
多分曖昧に握られている熱のことを言っているのだろう。だが俺は惚けた振りをして、乳首を強く吸い上げた。
「こう?」
「ひぁっ、あ、ちがっ、ちがぅっ」
「んー、でも、乳首すんごく気持ちよさそうなんだけど」
緩急を付けながらしつこいくらいに吸い付くと、手元の熱がより硬さを増した。素直すぎる反応が愛おしくて、愛でるように全体を優しくさすってやる。カウパー垂れ流しながらひくんひくんと揺れるのがすごくエロくて、可愛くて、興奮する。
「や、だっ、ちがうっ、したっ、ちんこ、ちんこつよくっぅ、あ、んあっ!」
ぎゅう、と根元を持って握りこんでやった。一弥の身体がしなって、叫びにも似た嬌声を上げた。
「ぁ、ん、こすっ、て、っはぁ...あー...っ」
望み通り擦ってやると、安堵したかのように吐息を漏らして上体をベッドに預けた。
「はぁっ、やば、っんん、も、っと、もっとしてっ、もっと、」
「もっとしたらかずイっちゃうじゃん」
「イきたいっ、から、もっと、」
「ダメ」
そう告げられて泣きそうな顔を浮かべたが、しこった乳首を甘噛みしてやると途端に甘い表情に塗り替えられた。指先は軽くだけカリ首に添わせて、腫れ物に触るみたいにそっと優しく愛撫した。イきたくてしょうがないそこは、これ以上ないほどに硬く反り勃っている。
「やらしいなぁ。こんなに硬くしちゃって...」
「く、そ...っ、だれの、せいでっ...」
「あー、いいの?そんな風に言っちゃって。結構余裕あるんじゃん」
サァッ、と一弥の表情が青ざめたように見えた。フルフルと首を横に振って否定するがもう遅い。俺のスイッチは完全にオンになってしまっていた。指先で曖昧に熱をくすぐりながら、一弥の耳に口を寄せた。
「まだまだイかしてやんないから」
また泣きそうな表情をする一弥に小さく笑いかけてやる。
大丈夫。
そんな顔しなくたって、最後にはうんと気持ちよく、イかしてあげるから。
だから今はまだ、イかしてやんない。
end
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
34 / 36