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優しい時間②
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菊池は優馬の後ろにある椅子に腰掛けた。
「こちらに座りなさい」
後ろから優馬の腰のあたりを支え、菊池は優馬を自分の膝の上に座らせた。
「あぁ、小さくて可愛いね」
ぎゅ、と優しく優馬を抱きしめ、耳元にキスをした。
長身の菊池に、小学生の優馬はすっぽりと包まれてしまう。
優馬は背後の菊池の顔が見えず、この優しい仕草の真意が掴めず警戒し身体を強張らせた。
「今日はゆっくり可愛がってあげるよ。時間はたっぷりある」
「…っ…ん…」
胸の華を指で転がされ、優馬の小さな吐息が漏れる。
耳を甘噛みされ、舌が耳穴に侵入してくる。
じゅる、という音は卑猥な行為を想像させ優馬の耳を蹂躙する。ぞくぞくと背筋が粟立つ。
「ふ、ぅあ…」
他方の手が優馬の唇を開かせ、指を舐めさせる。
「ちゃんと濡らしなさい」
「は、あぅ…ん…」
ちゅぱちゅぱと指をしゃぶる仕草は赤子のようで、優馬は羞恥心を覚え目を瞑る。
菊池は胸の華を転がす指を時々立てて抓り、優馬に刺激を与える。
「んんっ、ん、ん…は…っ」
口内を蹂躙していた手は優馬の前に伸び、優馬の蕾を撫でた。
ゆっくりと入口だけを入念に撫でられ、まずは関節ひとつ分だけが挿入される。
「ぁ、…ぁ…っ」
いままでにない優しい愛撫に、少しずつ熱い吐息が漏れていった。
充分に溶かされた入口に指がゆっくりと奥まで入れられる。
指は中で優馬の前立腺を優しく撫でた。
「あぁっ…あ…」
気持ちいい、と思ってしまった。
腰が無意識に動き、菊池の指を欲する。
今まで菊池に乱暴に嬲られるばかりで快感を苦痛にしか思っていなかった優馬は、この感覚に戸惑いを隠せなかった。
「勃っているな」
優馬の耳元で菊池が囁いた。優馬の欲は触られてもいないのに天を向き熱を帯びていた。
優馬は顔を背けて現実を見ないようにした。
「後ろで感じるようになったか?」
「…かんじて、ません…っ」
うそだ、と自分でもわかるほど優馬の身体は疼いていた。
その後も菊池は優馬自身の欲には触れず、蕾と胸を優しく愛撫し、耳から背筋にかけてキスを落とした。
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