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夏休みの冷戦①
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夏休み初日、優馬は約束通り特別自習室にいた。
菊池が現れ、補習が始まった。
優馬は菊地に対し侮蔑の感情を抱きながら、無表情で淡々と補習課題をこなしていった。
「今日は機嫌が悪いな。あの動画が気に入らなかったか?」
「…別に、どうでもいいです」
優馬は冷たい返事をして勉強を続けた。
そのまま補習の時間が続き、時計は正午を差した。
「補習はここまで…午後は自習でいいか?」
「え?」
優馬は思わず聞き返した。
午後は当然代償の時間だと覚悟していたからだ。
「午後は忙しいんですか?」
「いや、希望するなら補習を続けてもかまわん」
「…いえ…大丈夫です」
「あぁ…そうだ忘れ物」
菊池は優馬に接吻し、舌を絡めた。
「んぅ…」
制服のワイシャツの上から胸の華を撫で、右手は優馬の欲をズボンの上から撫でつけた。
1週間ぶりのその刺激に優馬の身体は気持ちに反して熱を帯びる。
菊池は唇を離した。
「じゃあ、また明日」
あっさりと優馬から離れ、菊池は自習室を出ていった。
「え…」
これ…だけ?
優馬は戸惑い、期待してしまった自分を叱咤して高まった熱を鎮めた。
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