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七海美鶴の焦燥④
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優馬が菊池の傍に立つと、菊池は優馬の頭を撫でた。
菊池に触れられ、優馬の身体は硬直する。
殴られるかもしれない。蹴られるかもしれない。
先ほどまでの七海に対する容赦のない暴力を目の当たりにしていた優馬は、予測のできない菊池の一挙一動に緊張の糸を張っていた。
菊池は優馬の耳を舐め上げ、優馬の背中に手をまわし、他方の手でワイシャツのボタンを外していった。
腕は後ろ手で固定されているため衣服を脱がせることはできないが、ワイシャツのボタンをはだけさせ優馬の胸の華を露わにさせた。
「…ぐぅ…っ…ん、んん…!」
七海は玩具からの刺激に耐えながらその様子をただ見ていることしかできなかった。
抗議したいことは頭の中をかけめぐっていたが、菊池の「黙れ」の命令により何も声をあげられずにいた。
優馬は胸の華を刺激され、身悶える。
七海の前で淫らな姿を晒さないように優馬は気を張っていた。
菊池は優馬のベルトを緩め、制服のズボンと下着を床まで降ろした。
「…っ…」
露わになった優馬の欲は膨らんで熱を帯びていた。
それは隠しようもなく、菊池と七海の目の前に晒される。
「神崎、どうした?七海を見てこんなにしているのか?」
「…う、ぅ…っ」
優馬は顔を伏せ、首を横に振る。
「あんな風に虐めてほしい…とか?」
優馬は強く首を振り否定の意思を示した。
そんなことあるわけない。七海の姿を見て欲情するなんて、自分がそんな淫猥な生き物であるはずがない。
優馬は認めたくなかったが、その遺志に反して優馬の欲は天を貫いていた。
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