アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
お休み5
-
チャイムを鳴らしても反応はなかった。
…寝てるのかもしれない。
起こしたらいけないから、やっぱり帰ろう。
『…はい』
「!」
インターホンから菊池先生の声が聞こえた。
「あの、先生っ、すみませんえっと、…かえります…!」
気が緩んでいたおれは慌ててまともに喋れなかった。
いざ先生の声を聞くと緊張してしまう。
玄関先からガタガタと慌ただしい音が聴こえて、ガチャンと鍵が開く音がするとドアが開いた。
「病人を、…走らす、な…」
マスクをして顔を真っ赤にしている菊池先生が、ゴホゴホと咳き込んだ。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
97 / 123