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中学部見学2
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中学部の授業見学を終え、通常は小学部に戻るところだが、優馬はクラスの列から外れて指定された教室に向かった。
特待生候補は中学部の特待生の先輩と交流する機会を与えてくれるというのだ。
教室の扉をノックして開けると、西日の射す教室はがらんとしていた。
優馬は教室のクラスの表札を見て、3-1であることを再確認してから教室に入った。
中学部の教室は小学部と違い、白を基調にした近代的な作りになっていて、憧れを抱くには充分だった。
教室には面談用に向かい合わせになっている机があった。
受験生向けの席がふたつと、先輩の席がひとつ。
用意された席に座って、優馬は先輩を待つことにした。
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