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【勉強やばい】
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「えぇ〜!!またですか!!」
ドンッ!!
「ひぇっ」
「情けない声ですねー……」
「た、立花が怒ってる……いつも以上に……」
俺は今、クラス表を目の前に怒らずにはいられなかった。
何故なら。
「なんで2人は同じクラスなのに、俺は別なんですか……っ!」
そう、また教室で1人なのだ。
しかも有本付きだったりする。
「そんな事言われてもなぁ?」
「そうですね……でも、生徒会になったんですから、授業はほとんど出なくても大丈夫ですよ。」
「あ、そうk「ただし。」
副会長が、俺の納得を遮るようにいった。
「勉強がついていければ、の話ですがね?」
む、無理です。
オレ ベンキョウ ワカラナイ。
今の時点で危ういというのに!
かといって仕事を放置するわけには……。
「何を悩んでるんですか、立花。
あぁ、もしかして、勉強、ついていけないとか?」
ニタニタといつも以上に面白がるような笑みでこちらをみてくる。
あぁそうだよ!
くっそ、こうなったらもうヤケだ。
「そうですよ……!何か悪いでしょうか!」
「それで生徒会できますかねー…。
あぁ、私が教えましょうか?」
「えっ、副会長が教えてくれるんですか!」
どうやら副会長が勉強を見てくれるらしい。
「ちょ、ちょちょちょい!!待った待った!」
今いいとこなのに、何故止めるんだ。
会長様よ。
これで勉強見てもらえなかったら学力が……。
「た、確かに陽ノ下は教え上手であるが、俺だって学力は負けてないぞ。というか、陽ノ下より上だし。」
「……あぁ、そうでしたっけ。最近の会長はどうも、校内トップの成績とは思えないほど馬鹿に見えますが。」
「ど、毒が痛い……」
「まぁまぁ……。でも、俺は嬉しいですよ。2人が見てくれたら、成績が10位くらい上がりそうですよ。」
そういうと、2人は顔を見合わせた。
何か変な事言っただろうか。
大袈裟だったかな。
そう考えていると、2人は同時にそれを言った。
「「10位とは言わず、100位は余裕
だ。(会長)
ですよ(副会長)」」
いや、変なこと言い出したのはこの2人だったか。
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