アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
【即答は怖い】
-
「よし!じゃあそうとなればだな……。罰ゲームを設けよう。」
「ば、罰ゲーム!?」
なにそれ、いじめだ!
「そうだな……。敬語使うと、校庭一周。どうだ?」
は!?
ここの学園の校庭は東京の私立高校の範囲より広いってのに……!動物園並だよ!?
こ、殺しにかかってきてる……。
「それは面白そうですね。屋上から眺めておきますね。」
「え」
なんで乗り気なんだよ。てか屋上から見るなよ。
「一週間やってみよう。とりあえず。
次に1ヶ月とかって伸ばしていけばいいと思う。」
「そうですね。そうしましょう。そうすれば続くはずです。」
「じゃあ!条件付きで!!」
「条件?いいだろう。言ってみろ。」
……
やばい。何も考えないで、反射的に言ってしまった。
どうしよう、どうし……
あ!
「副会長も参戦してください!じゃないと俺はやりません。」
「……えーっと、だから、陽ノ下のは癖みたいなもので……」
「やらないなら俺もやりません。こんなの俺ひとりでやるなんて理不尽です。」
「……。
どうする?陽ノ下。」
ど、どうだ?
副会長は俯いていてよく顔が見えないけど……。
そこで副会長はすっと顔を上げた。
お、怒ってるかな?
「……いいでしょう。やります。運動には少々自信ありますし。」
いや、怒ってますね。怒ってました。
お願いです殺さないでください。
「陽ノ下は条件とかあるか?」
「いえ特に。」
即答!!怖い!!やめて!!
「そ、そうか。じゃあ明日から、1週間。まずな。」
「はい。」
「分かりました。もう帰ってもいいですか。練習しますんで。」
練習……するのか。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
97 / 154