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夢から覚めて
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「ねぇ....緑青...貴方だけは、私のことをどうか忘れないで........貴方だけは
そして....貴方だけは私の事を........」
ジリジリジリジリリリ....
あー、またこの夢か俺は何回この夢をみたら気が済むのだろう。
俺、東城 奏は地元の高校に通う高校2年生
特に目立ったことはない。
勉強もそこそこして
遊びもそこそこして
普通の恋愛もそこそこした
けど、何かわからないけど足りないんだ。
何かが......
どうしてわかんねんだよくそっ、
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