アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
緊張1
-
「しょーさーん、朝ですよー。起きてくださぁーい」
「…………むり……」
ただでさえ朝に弱いのに、こいつののんびりした声聞いてると更に起きれなくなる。
「起きてー。俺、10:00になったら1回あがらなきゃいけないんですよぉー」
「…あがる?……何、仕事終わり?」
「そーそー、あと、2時間ー。だから、起きてぇー。」
…起きるか。
朝飯を頼んでもらい、着替えていると完全に執事モードに入った雅と目が合う。まだ、そのままでいいんだけど。
「…何」
「…いえ、……あぁ〜もうだめぇ!昨日のこと思い出すー!!」
もどった。昨日のことを思い出しているらしい。赤面して、それを隠すように片手で顔を覆ってそっぽを向く。見えてるから。ばっちり耳まで赤いの見えてるから。
「翔さん、触ってぇ?…てな、可愛かったよなぁ、昨日の雅。」
からかってやると「ん"ん"ん"っ!」と言ってうずくまってしまった。何今の。声?音?面白ぇ。
もう少し雅で遊ぼうかと思っていたら、朝飯が届けられたのでやめた。
まだ顔は赤いが平常心を取り戻したのであろう雅が執事として、俺に接する。
仕事用の携帯をみると、着信がきていた。
(できるだけ調べたけど、今、PC持ってる?)
秋弥からの連絡がきていたのが、2時間前。相変わらず、仕事が早い。
(持ってる。送って。)
(遅い。僕が死ぬ気で調べてる間寝てたでしょ。)
(最近構ってやれてなかったからって拗ねるなよ。近々遊んでやるから、取り敢えず送って。)
携帯に舌を出した顔文字が送られたあと、すぐにPCに資料が届く。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
42 / 105