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関係4
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「…なんすかいきなり、女なんていないっすよ」
唐突すぎて噎せたじゃねぇか。…女は、いない。
「んじゃ、男だな。お前ネコだろ?」
なんで、知ってんの?誰から聞いた?
言葉が出ないでいる俺に瑠偉さんが続ける。
「龍が言ってたよ。翔が携帯見ながらニヤけてるって。龍も、翔にいい事があったのかなぁくらい分かるだろ。」
龍……あぁ、占部さんか。
てかなんで、あの人が知ってんだよ。
「まぁ、そっすね。今までの女とは違う、守ってやりたいような、傷つけたくないようなヤツは見つけたっす。」
「あぁ、翔ももうそんな年頃か……」
あの、拓未さん…落ち込んでるところ悪いけど、俺もう28歳の男なんで、思春期の娘いる父親みたいな反応されても困るんすけど…
「ねぇ、翔、ネコだろ?突っ込まれた?どうだった?」
いや、俺、まだ女役だなんて言ってねぇし、そもそも相手が男だってことすら言ってねぇよ?
俺が誰と何しようと関係ねぇのに、すげぇ執拗に聞いてくるから白状した。
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