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始まり3
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仕事が一段落ついた……とはいかず、それでもあと一息のところまできた土曜日。
かなり少なくなった資料を持ち、事務所をあとにする。
(今から行く)とだけ送って1度自宅に戻って着替えてから雅の家に向かう。
2、3日中といいながら、1週間経ってしまった。
その間、雅からの連絡ない。こっちから送ってもなんの返信もない。何かあれば連絡するように言っているから何も無いとは思うが、多少心配ではある。
雅の家に着き、チャイムを鳴らすが返事がない。寝てるのか、外出中か。
ドアノブを回すと鍵が開いている。また、鍵閉めてないのか…不用心だから閉めろって言ったのに。
「雅ー、居るか?」
………
やはり、外出中なのだろうか。
勝手にあがって少し休ませてもらおうとリビングに向かう。
「なんで、こんなに暗いんだよ。カーテンくらい開けろ。」
「お前、誰だよ。不法侵入だろ、警察呼ぶぞ」
便所から出てきた金髪の少年。
いや、俺一応チャイム鳴らしたし…お前こそ誰だよ。
「大ちゃん、この人、雅くんが言ってる人でしょ。喧嘩売ったらだめだかんね」
リビングから顔を覗かせる茶髪の少年。
数ヶ月前ゲーセンで会った男子高校生だ。
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