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雪の春休み 1
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雪side
春休みには、お兄ちゃんが
家に帰ってくる。
「だだいま」
「お帰りなさい」
僕と、お兄ちゃんは
普通の兄弟とは違っている。
「ユキ、おいで」
「ニァ〜」
お兄ちゃんは、僕のことを
ペットとして甘やかし、可愛がる。
僕は、弟として、人として
お兄ちゃんからの愛情を感じることはない。
「ユキ、可愛い…。お腹空かない?」
「ニァ…?」
こうなったのにも、それなりに理由があった。
そして、改善されつつもある。
今では、お兄ちゃんの部屋の中だけで
それ以外には、
普通の兄弟として生活出来るようになった。
「ご飯作ってくるから待っててね、ユキ」
「ニァ〜!」
お兄ちゃんは、そう言い残して部屋を出た。
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