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蛍の春休み 3
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蛍side
料理も無事に完成して、
二人で完食した。
お風呂も入り、夏くんの帰りを待っている。
「ねぇ…、蛍、風呂熱すぎない…?」
「あ、ごめん。逆上させちゃった…?
ほら、とりあえず、ソファー横になってて」
逆上せてしまったので、とりあえず
水を取りにキッチンにいく。
「そう言えば、なんで会えないか知ってるの?」
「ん?あぁ、雪のこと? なんか、束縛が凄いらしいよ」
「…それはそれで、恋人としては妬けるね」
赤い顔でそんな事を言うと
少し…。いや、かなり色っぽい。
「ねぇ、写真撮っていい?」
「ん?いいよ?」
「後で、雪の兄に見せないとね」
そう言えば、焦って立ち上がろうとして
床に倒れ、痛みに顔を顰める。
「夏くん、可愛い」
「僕、蛍をそんな子に育てた覚えはありません!」
恥じらう姿も写真に収めて
雪に送信する。
後日、夏くんの腰が立たなくなったのは
また別の話。
「蛍のばかぁ…」
そんな、のどかで暖かい春の日の話。
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