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入学式 3
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雪side
賑やかに始まった一日も終わり、
約束のある、少しだけ憂鬱な帰り道。
「蛍くん、また明日!ばいば〜い!」
「あぁ、また明日な!」
家に帰り着くと、
いつも始まっている鍵も空いていて
普段は決してない靴がある。
「ただいま。急に何の用?」
そして、いつもは絶対に見せない
凄く冷たく、なにも映さない漆黒な目。
「あははっ!相変わらず冷た〜い」
「チッ、さっさとしろ。何の用だ?」
「ふふっ、何なんでそんなおこなの?あはははっ。
用ね〜、用っていうか〜、依頼?ふふふっ、
聞いてくれるよね〜?」
「分かったから、すぐ帰れ!」
それから、数分後。
彼は、大人しく依頼だけ置いて
帰って言った。
僕には、まだ
誰にも言えない秘密がある…。
人を騙す上手さは、詐欺師並みだ。
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