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蛍の誕生日 (番外編) 1
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蛍side
朝、電話の鳴る音で目がさめる。
電話の相手は、従兄弟の夏くんだった。
「んぅ…もしもしぃ……」
『おはよ〜、happy birthday 蛍っ!』
朝一番にテンション高く
僕の誕生日をお祝いしてくれるのだが、
なんせ寝起きで頭が働いていない。
「………あ、りがと」
『ありゃ?寝起き〜?」
「うん」
向こうも寝起きなのを感じとり
"朝早くごめんね" と謝ってから電話を切った。
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