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小動物たち 1
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雪side
動物園に入ってから、
何となく寂しい感じに襲われて
蛍くんの左手の小指を
優しく "ギュッ" と握ってみる。
「どうした?寂し?」
「…うん」
そう、耳元で囁きながら指を絡めてくる。
所謂恋人つなぎというやつだ。
何故、寂しいと思うのか分からないが
どうしても手を離したくなくて
"ギュッ" と握ると、蛍くんも握り返してくれた。
「まだ、精神が安定してないな。大丈夫だからな」
「うん。ありがとっ」
頭を撫で撫でされながら、
僕たちより少し先を歩いている三人を追った。
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