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プロローグ
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「ちょッと アンタの顔なんて見たくない !! 出ていって !!」
まただ 。
お母さんが僕の頭を灰皿で殴る。
ガンッと重い衝撃が走り 目の前がチカチカと点滅する。
「……ご ごめんなさい。」
目元がすっぽり隠れるくらいのボサボサの前髪を揺らし僕は声を振り絞って謝る。
「マミ ~ テレビ つかねぇ ~」
奥の部屋から 明るい声が聞こえる。
兄の声だ。
お母さんは「え?ほんと~?」 と声色を変え 僕にゴミでも見るような目を向け その場から 立ち去った。
ふぅっと 一息 つく。
今日は公園で寝よう。
明日も学校がある。
僕は殴られた頭を抑え 家を出て言った。
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