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11 木ノ下 恋也(生徒会長)視線
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※ 生徒会長視線
今 、 俺の目の前 。 扉の向こうには 雪村晃 が 紙袋を抱えて立っている。
放課後 30分くらい待っても晃が現れなかったため 諦めかけていたところだった 俺は つくづく ラッキーだと思った。
彼は緊張しているらしく、扉の所から動こうとしない。
おいで と手招きをしても 、 「こ、ここでいいです」 下を向いたままだ。
そこまで自分は嫌われているのか。
または、警戒しているのか。
とても心配になり 、そっと 彼に歩み寄る。
晃はびくりと肩を揺らし上目遣いに俺を見上げる。
長い前髪の間から覗く瞳は少し潤んでいるようにも見えた。
頭一つ分くらいの身長差。
この時俺は背が高くて良かったと 内心 喜んだ。
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