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僕 。雪村晃 は 今世界最大にピンチな状態だ。
何故か生徒会長に押し倒されて「俺の事嫌い?」とか問いかけられて。
さらにさらに 服まで 脱がされそうな勢いだ。
やっぱりこの人頭おかしい。
大体にして僕は生徒会長の名前も知らない。
話したことも……今日が初めてなのに嫌いとか好きとかあるのだろうか。
生徒会長が僕の事を好きなわけが無いのに僕が好きだ とかなんて言っていいのか。
何とか逃れようと腕を動かそうとするが押さえつけられた腕はびくとも動かない。
自分の非力さを呪う。
いつも穏やかな生徒会長の瞳は性に飢えた肉食動物のような瞳をしていた。
僕のシャツのボタンがひとつひとつ丁寧に外され自分の上半身が露になる。
不意に生徒会長の顔がひきつった。
「この 傷や青あざ ……は ……」
その言葉でハッとなる。
きっと生徒会長は僕の身体の至る所についている痣や傷に反応したのだろう。
忘れていた。
母や兄が僕の身体の服に隠れて見えない所を狙って暴力をふっているのを。
生徒会長の拘束が緩くなる。
そのすきに 。 と僕は 彼を 突き飛ばし全速力で生徒会長から逃げ出した。
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