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スタートラインK その13
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「それは・・・、酒井がそう言うたから賛同しただけで・・・」
言いかけて、俺はなぜこんな言い訳を一生懸命こいつに伝えようとしているのだろうと我に返る。
「梶原は?」
「ついてきてたはずやねんけど、ここ着いたらおらんようになっててん。案外方向音痴なんかな?」
「お前じゃあるまいし。そんな訳あるかい。」
きっと向かう道で抜けたのだろう。
本当に世話が焼ける。
「俺抜けるわ。」
「えっ、来たばっかりやん!!」
靴を脱がずにいた俺を追おうとしてもたついていた島田の元へ戻って転げ倒した後、部屋の前に並んでいた同級生のスニーカーをいくつかぶつけて、それから居酒屋を後にした。
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