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初恋 その6
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あれ?かじわら
どないしたん なんで脱いでんの?
あ?何言うてるか分からへん
せや、俺お前の声知らんねん
お前 胴着の中も白いねんなぁ
・・・キレイやな え、触ってええの?
長い睫毛 でっかい黒目
なんで泣いてんねん
え?イキたい?
あかんよ まだやで
耐えてるその顔 ええな
あ あかんあかん
俺もイキそう ヤバイヤバイヤバイ
ほんならいっしょに イこか
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
あっっっっ
「かーーーーーーーーーーーーーん!!!!!!」
漫画のように飛び起きて浅く息を吐く。
「またや・・・。くそっ」
時すでに遅し・・・。パンツの中のぬるっとした気持ち悪さ。
ここ最近よく梶原の夢を見る。
濡れた唇から覗く舌、潤んだように俺を映し出す瞳、俺を誘うなんとも言えない扇情的な表情。
内容はまちまちで、胴着を着ていたり、制服を着ていたり、最初から裸だったり。学校、部室、体育館。
これを俺の脳内が作り出しているのだから本当に困る。
何回パンツ洗わなあかんの・・・。
朝からシャワーに入りこっそり洗って他の洗濯物と一緒に洗濯機に放り込む。
おかんには「夜にも入って朝も入るて!アンタしずかちゃんか!」と怒られ、兄貴からは「朝から叫ぶなやかましい!」と罵られ。
もちろん初めて夢を見た時はうろたえもした。
まさか男が好きになってしまったのかと、友達との罰ゲームで買わされた男同士のAVを引っ張り出して試してはみたけれど、一向に食指は働かない。
やったら普通に抜いたらええねん普通に、と自分に言い聞かせ有名どころから好みのもの、果ては島田一押しの熟女のAVにまで手を伸ばしてみたが、最終的にかわいいお姉ちゃんそっちのけで夢の梶原を思い出してしまう。
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