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雨と群青 その2
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しつこく舌で弄ばれ、指でこねくり回されるたびに声が出そうになるのを堰き止めるうちに呼吸のコントロールが失われて息が上がってしまう。
それを抑えたくて口に手を当てていたが、川本の手が腹筋を撫でながら下へ行く動きに思わず声を上げた。
「ま、川本、待って」
躊躇いのないその手は止める間もなく直に俺を掴んで撫で回す。
「ッ」
同性に触れられる感覚に思考が追いつかず、恥ずかしさはピークになり俺は顔を覆った。
「見えへんのになんで隠すねん。」
ってアホか!
「うるさい・・・見えてるわ。」
「電気点けへん?」
こいつ何言うてんねん。
これ以上の醜態を晒してその瞳に映るのが怖い。
「ぜっったいイヤ。」
諦めたらしい川本が俺のスウェットごとパンツまで剥ぎ取り手の動きを本格化させ、零れた液体のせいでにちにちと粘り気を帯びた音が聞こえるたびに恥ずかしさにどうにかなりそうだ。
これ以上の羞恥は心臓に悪すぎる。
「あッ…つ、よい…」
果ててしまいそうになる波が来るたびに川本の手が動きを緩めるのがじれったくて思わず腰が浮いてしまう。
悶えているうちにいつの間にか開かれた脚に川本の体が割り込まれ、閉じる事も許してくれない。
「冷たッ」
俺の知らないうちにどこからともなく現れたローション的な何かが握られていた自身の上から雑にかけられ冷たさに身が竦んだ。
「ちょ、かわも、…ゆ、指っ」
「指やな。」
「指、いやや…いっかい抜いてッ」
往復していた指がゆっくりと、確実に差し込まれて戸惑う。
「気持ち悪いん?」
言いながら抜いてはくれず、そっと中を掻き回すように動かされて異物感に眉を顰める。
それでも前を擦られ快感と不快感がぐるぐると渦を巻き、どちらがどうなのかも分からなくなりそうなその感覚に恐怖が滲んだ。
「い、や…抜いて、ホンマ…っに…」
「悪なさそうやけど?」
握っていた手の動きを速めて追い詰められる。
悪ないから怖いねんッ。
「ゃ、イクッ…イくからっ…あっあ、、、ッッ」
ぞくぞくと背筋を駆け上がる波に今まで感じた事のない、押し出されるような快感を感じた瞬間に思いっきり吐精した。
「っ…は、ぁ…」
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