アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
雨と群青 その30
-
角度を変えながら掻き混ぜると少しずつ梶原に変化が見え、一定の場所を掠めると梶原の腰が浮いて指を締め付ける。
「ここ、ええの?」
「わ、からん…。変な感じ、」
その感覚が分からずとも絶対に間違っていないと確信した俺はそこを集中して指で掠めた。
「あッ、ちょ…ンッ…や、ィヤっ…」
「ええんやろ。」
俺の左手を動かすたびに溢れて付着する体液がそれを証明している。親指で抱えるように先端を撫でれば震えて力が入る太もも。
「それヤバイッ…やめて川本っ…や、」
甘い声が際限なくその唇から溢れるのが聞きたくて制止を聞かずに両方同時に攻め立てた。
「川本っ!」
言う事を聞かないと判断した梶原は慌てて半分だけ体を起こして俺の腕を掴む。
また今日もここで終わりか、そう思った。
あぁ、入れたい。
興奮しすぎてちんこ痛いわ・・・。
「・・・やめるか?」
なんて、ようもそんな言葉出てきたわ。
俺もだいぶ気の長いこっちゃ。
本当はそんな余裕なんてどこにもないのに。
むっちゃくちゃにぶち犯したい思てんのに、死ぬほど大事にしたいとも思てもうてる。後者は絶対梶原には教えたれへんけど。
矛盾した気持ちが共存しているのが不思議で、俺にここまで思わせる梶原は改めて、すごい奴やわ、と
関心した。
「ちゃうて・・・。」
汗ばんだ額に張り付いた黒髪、上気して赤を帯びた頬。相変わらず口元を押さえた腕と、それから意思を感じるしっかりとした瞳が、再び横になり俺を映していた。
「も、入れて。川本・・・。」
「・・・まだ慣らさんと辛いのお前やで。」
「・・・ええよ。」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
86 / 116