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雨と群青 その32
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川本SIDE
初めて入った梶原の奥深く。
狭く絡みつくように梶原の呼吸と共に締め付けられてきついのに、それでも蠢く中が熱くてどろどろのぐちゃぐちゃに気持ちいい。
今すぐ揺さぶってしまいたい衝動を我慢し、うっかり感動してちょっと震えそうになる拳を握り締めた。
梶原は?どう思てんの?
いつの間にかまた顔を覆っていた腕を開かせると瞳が揺らめくように俺を捉える。
「・・・痛いんか?」
「ちゃう、なんか・・・よぉ分からんけど、感動して。・・・って変やな・・・」
「いや?ええんちゃう。」
おんなじやな。
「ま、まだ、動かんとって、な」
鼻先が触れ合う距離。熱い呼吸にこっちまで感染してしまいそうなくらい。見つめたままいると梶原が腕を回して密着させる汗ばんだ肌からまた、熱さを知る。
ほらまたや。この気持ち。
「かじわら。」
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