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雨と群青と月 その4
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川本Side
「許してっ…ごめ、……」
「なんもしてへんのに、謝んな、や。」
「…あ、ぅ……そ、れあかん!からッ…ぁン…いややっ」
握り込んだ指のの隙間から何度もだらしなく垂れ流れる濃い色の粘ついた液体は先走りとも違う。
「気持、ちええ?」
「ダメ、…な、んか……っ…ヤバイっ…」
逃げるようにか、それとも自分で求めているのか揺らめく梶原の腰を掴んで反応のよかったあの場所へと何度も擦り付けてやる。
掻き出されたローションが俺の脚の付け根と梶原の股の間で糸を引き、零れ落ちた分はシーツに染みを作って溜まっていた。
あーあ。昨日替えたばっかのシーツやってんけどな。
うわ言かと思うほど、熱いと怖いと嫌やばかりを繰り返す梶原の唇を塞いで舌を入れると餌を求めるヒナのように夢中で絡ませて俺の舌をそっと吸う。
「ぁ、」
唇の隙間から漏れる吐息に似た声。
絶えず腰を動かせば集中出来ずに止まる舌を、休むなと伝えるように吸い寄せて優しく噛むと、思い出したようにまた絡ませ、中を突くとまた止まるそのたどたどしさを味わった。
「ん、…ぅンッ……んんッ」
今にも泣き出しそうに思っていた梶原の潤んだ瞳から表面張力を失った、多分生理的な涙が一筋。
目尻を伝って零れ、俺はそれを唇で拭った。
「ッ…ゎもと、あかん…なんか……あっあ、……」
「なんやねんっ、」
「ダメ、ダメッ……っ」
そう言われると頑張ってまうわ。
膝裏に腕をかけて脚を思いきり開かせ、速度は変えずに強く打ち付けて深く入り込む。
肌と肌がぶつかる音が濡れた音とともに部屋に響き渡り、ぷるぷると脚が震え出した梶原。
「ぃ、やッ………ぁ、あ…っっっ!」
「ッ!」
絡み付いて離れない中からぎゅうぅぅっとうねって締め上げ、俺は慌てて自分の根元を押さえ付けた。
束の間の無呼吸。爪が白くなるほど俺の腕を強く握ってびくん、びくん、と大きな痙攣ののち脱力し、浅い呼吸をせわしなく繰り返す。
「何、今の…、」
危なくまたイきそうやったやんけ・・・。
「…、は、ぁ……はぁ、」
どうやら話せる状態ではないらしい。
梶原の股間を見ても射精した形跡はなく、今も主張して立ち上がったまま先の方から厭らしい汁をひく、ひく、と垂れ流していた。
「・・・イったん?なぁ?」
「……知、らん、」
・・・多分やけど、イったな。
なんや女がイく時みたいやったもん。
張り付いた髪に指を通してトロけたその表情を見てやろうとこちらへ向ければ、不快そうに眉を寄せた。
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