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急接近。10
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「なんだ、そっか…良かった…」
はぁ…と空良くんから溜め息が。
「え…?」
なんか気に触ることを言っただろうか。凄くなんか小さくて聞こえなかった。
「あ…いや、大丈夫何でもないから気にしないで」
さっき強張っていた空良くんの顔が安心したのか微笑みを浮かべ頭を撫でる。
「え、えっ?」
ハテナを浮かべる悠哉はさっきので何があったかわからずずっと頭を撫でられるしかなかった。
そんなこんなでもうすぐ僕の家に着いてしまう。
何かわからないが少し寂しく感じるけどこの寂しさは何なのか僕にはわからない。
「あの、僕の家ここ、です」
「うん、ちゃんとご飯食べろよ。悠哉はいっぱい食べなきゃ」
つんつんとほっぺを指でつつかれる。
ぐぅ~
僕のお腹ではなく空良くんのお腹がどうやら泣いたらしい。
「あ…、俺の腹の虫もご飯食べたいって泣いてるしそろそろ帰るよ、じゃあな悠哉」
手を振り立ち去ろうとする空良くんのブレザーを咄嗟に掴んでしまう。
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