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急接近。14
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「…は、はぁ」
未だ、苦しくて肩が動く。
唇が離れた後、手が頬に触れ一瞬身体が揺れる。
「…ごめん。でも我慢できなかった」
言ってる意味がわからない。
我慢出来ない?
何が、どうして?
何で?
聞きたい事があるのに息が整わないし言葉が出ない。
空良くんの人差し指が僕の唇を触る。
「けど後悔はしてない寧ろもっとしたい」
直球過ぎて自分でも顔が赤くなるのを感じた。
「悠哉…俺の事憶えてないのか?」
「え…?」
何で哀しい顔するの?
空良くんの言っている意味が解らなくて只見つめる事しか出来ないでいた。
「…どういう事?」
今度も哀しそうに笑う。
「ううん、何でもないよ、忘れて。
……だから代わりにこれちょうだい?」
人差し指で唇を全体的になぞった後空良くんの顔がまた近付いてきたのだ─。
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