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記憶と今と君と。6
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ガタンと電車が揺れ倒れそうになる体が誰かに支えられる。
「わぁ…す、すみませんありがとうございます!」
顔をあげれば一瞬固まる僕。
え、だって今日1日避けていたあの空良くんが居たからだ。
「あ、あの、え…っと、」
言葉が出てこなくてどもる自分。こういう自分が本当に嫌になる。
けど空良くんは何も言わずに僕をドア側に引き戻すが何故か僕の手は空良くんに握られていた。
えっと、どうしたらいいの…?
そんなことを考えていれば駅に着く。
降りれば空良くんに引っ張られてどうしたらいいか解らないので着いて行くしかない。
やっぱり怒ってるんだ…。
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