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記憶と今と君と。9
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「悠哉…、起きないと襲うよ?」
耳で囁かれてとても綺麗な声で誰かに似ていて─。
「…っ、う、うわっ、いたっ!」
手を開けて空良くんが居たことにびっくりして身体を引いた時に後ろの壁に頭をぶつけてしまった。
「あはは、悠哉慌てすぎ。…おはよう」
にこりと優しい笑み。恥ずかしくなって小さくおはようと言えばまた笑われる。
「あ、あの!…さ、えと…すぐに思い出さなくてごめんなさい…。でも!空良くんの事はす…好き、です!」
改めて言うと凄く恥ずかしい。
「ううん大丈夫、悠哉が俺の事好きでいることが嬉しいから」
抱き締められる。心臓がギューと締めつきられる。
しばらくこうしていた。
「そろそろ下に行こう。真愛さんもいるだろうし」
「…あ!真愛さんに謝らなきゃ!昨日約束破っちゃった…」
「そか、謝りに行くか」
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