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とろんと蕩けた熱っぽい瞳に、濡れた唇………。
「お前って、本当に黙ってたら可愛いな」
はぁはぁ………と、乱れた呼吸を繰り返し薄く開いた唇から覗く赤い舌はとてもいやらしく、美味しそうで………。
「な、何を言って………ぅんっ………ンッ………ふぁ………っ」
甘い蜜の香りに誘われるように、ふらふらと欲望のままに喰らいつく。
啄むように何度も何度も吸い付いて、貪って、コイツの全身をそうして舐め回して喰い尽くしたい衝動に駆られた。
「もっ………やだ………ンッ、しつこい………っ」
山田はそう言うと俺から本気で逃げようとして、下から体を両手で押して上げてくる。
「うるせぇ。ご主人様の言う事には大人しく従うのがドエムの悦びってヤツなんじゃねぇの?」
嫌がる山田にムッとしてそう言うと、
「はっ、何を馬鹿な事を………僕はそういう精神的な束縛による悦楽なんか求めてなくて………っていうか、センパイじゃ僕のご主人様なんて役不足も良いとこですよ」
と、突っぱねられてしまった。
………やっぱり、可愛くない。
「おっまえ………生意気」
顔をしかめ、辺りを見渡して………俺は山田のネクタイを手にしてほくそ笑む。
「ほら、縛ってやるよ。ドエム野郎………そしたら、ちったぁ可愛げが出てくるかな?」
山田よりも体格の良い、力も強い俺が上に居てコイツの細腕を拘束して縛りつけるのなんか簡単で、
「良いから今日は大人しく俺に可愛がられろって………な?」
そう言って俺は山田の手首を解けないようにネクタイできつく、ぐるぐる巻きにしてやった。
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