アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
86
-
山田は一体、俺をどうしたいのか。
「ひぁ………っ………ンッ………んん………ぅ………あ、ぁ………アッ………っ」
必死に我慢してるのに、口からは自分のものとは思えない声が洩れてしまう。
「も………やめっ………っ」
息を詰め、途切れ途切れで哀願する俺を山田は熱っぽい瞳で見下ろしていた。
「尿意がそろそろきません?」
ますます山田の真意が分からない。
俺に一体、何をさせようとしているのか。
体をビクビクと震わせ、はしたない声をあげながら顔を歪めて夢中で頭を左右に振る。
分からない、分からない………助けて。
そんな気持ちで山田にすがるように、その腕を掴む。
「痛いな………ねぇ、気持ち良くならない?」
気持ち………良い、のか?
もう体中、全部が麻痺したみたいに感覚が分からない。
「潮吹き失敗かな?まぁ………良いや」
急に山田がパッと手を離し、俺を苛む愛撫から解放する。
それはとても嬉しい事の筈なのに、痺れて感覚がおかしくなるくらいに亀頭に与えられていた刺激が唐突になくなり、その余韻に一際大きく身震いした。
「萎えて、復活してくれないのもつまらないし………最後だから記念に潮でも吹かせようかと思ったんですけど、残念でした」
心底面白くないといった面持ちで、つまらなそうに山田は淡々とそう話す。
最後………?
山田の言葉に、頭を殴られたような衝撃が全身を貫く。
心臓がバクバクと………早鐘のように………
「やま………だ………っ?」
溢れる声が、震える。
急速に萎む陰茎と同様に、俺の心もしおしおと元気をなくしていった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
86 / 114