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暖かい春の日。 2
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零side
入学式が終わって一週間。
美術部がある…。ここにしようかなぁ。
「ねぇねぇ、零ちゃん。どこの部にする?」
「玲くんはどうするの?」
玲は僕の弟だ。他の人が聞いたら
違和感があるかもしれない呼び方だと思う。
僕たちは気にしていないけど。
「玲はねぇ、美術部にする!」
「なら、僕もそこにする。一緒に見に行こっ!」
「うん」
こうして二人で美術部を見に行った。
美術部は、半年前にトラブルがあったみたいで
先輩が一人しかいなかった。
「「失礼しま〜す」」
元気に声を揃えてドアを開けると
中に居た先輩と思われる人は、
びっくりした顔をしてそこに座っていたていた。
「…だれ〜?」
「柳 零ちゃんと」「玲くん」「「で〜すっ」
「何の用かな〜?先生なら、職員室だよぉ〜」
そう言ったその人は
あまりにも綺麗で、一目で恋に落ちたんだ。
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